あらすじ(粗筋)とは? 簡単な意味と小説創作視点での知識!

小説に限らずあらすじの作成を求められる時がありますよね
作品を目にする時には当り前のように目にする粗筋ですが
いざ自分で書いてみようとすると荒筋というのはどんな意味でどんな事を考えるのか
疑問に思ってしまいますよね
本記事では、一般的なあらすじの意味と小説創作をする上での狙いを記述しています
- 一般的な辞書などでのあらすじ(粗筋)の意味
- 一般的なあらすじ(荒筋)のポイント
- 小説を書く上でのあらすじ(粗筋)の意味
- 小説を書く上でのあらすじ(粗筋)の使い分け
- 小説を書く上でのあらすじ(荒筋)の狙いや目的
- 小説を書く上でのあらすじ(粗筋)でネタバレはNGかどうか
あらすじ(粗筋)の意味は? 辞書の意味と一般的な用法!
あらすじは創作関連でよく聞く言葉ですが
実際にどのようなものかを説明できる方は多く無いですよね
この項では、書籍紹介やレポート等であらすじを要求された場合の事を記述しています
あらすじは辞書で確認すると次のように記述されています
およその筋道。あらまし。概略。特に、小説・演劇・映画などのだいたいの内容。梗概(こうがい)
出典:weblio
難しく記述されていますが
簡単に言うと本文の流れが分かる範囲で簡略化する
という事が読み取れます
その点を読み取った上で
一般的な粗筋を考える際に意識するのは次の点だと僕は考えています
- 時系列は変更しない
- 感情表現を入れながら簡潔
- 短時間で物語の全容を把握可能
あらすじ(粗筋)の意味は? 時系列は変更しない
まとめ方等の関係で前後の順番を入れ替えた方が良く感じる事があるかもしれません
しかし、時系列の変更はやめておきましょう
時系列順も作品も一要素であり、変えてしまうと別の印象を荒筋の読者に与えてしまいます
一般的な文章でも、前後の関係を入れ替えるだけでも印象は変わります
あらすじの時系列は構成レベルの変更なので影響はもっと大きくなります
あくまでも作品としては変わらない印象を伝える必要があります
書いている内に自分の伝えやすいように変えたくなってもグッと堪えて、作品の形を崩さないようにしましょう!

と捉えると認識しやすいですね
物語を作成する際に、本文を書く前に行う設計図
この段階で推敲する事で本文を書く前に骨組みを考える事が可能となる
あらすじ(粗筋)の意味は? 感情表現を入れながら簡潔
あらすじを書く時には感情表現を入れながら書きます
他の方に伝える為と考えると必要のない事のように感じますが
粗筋の場合には端的に伝えるのではなく感情表現を入れて伝える形式になります
感情表現をいれますが、あくまでも文章中の表現になります
自分で新たに表現を生み出すのはあらすじの趣旨と異なります

僕個人が感じた事を入れてはいけないということですね
あらすじ(粗筋)の意味は? 短時間で物語の全容を把握可能
粗筋は自分が見るというよりも、誰かに伝える為にある事が多いです
あらすじがどうしてあるかというと、短時間で本を把握したい場合の方向けです

アマゾンの本の紹介も粗筋が載っているので、そこでカートに入れる事を判断される方もいらっしゃると思います
「本のあらすじ」と「この項のあらすじ」では使い分けが異なりますが、一番身近なので例として出しています

全体の流れは全部見るよりも短時間で掴めますよね
あらすじ(荒筋)の小説創作での意味は? 用途によって使い分けが必要!
ここまでは一般的なあらすじの書き方を記述してきました
しかし僕のようにWeb小説や公募、ライトノベル等の本の購入をしている視点から見るとピンときませんよね?
ですので、小説を書く側視点でここから見ていきます!
先述した小説を書く側視点だとピンとこないのは
一般的な粗筋の定義があっても実際には
あらすじの狙いによって書き方が変わっているからです!

同じ本になる純文学をプレゼントしても
「は?」ってなっちゃいますよね
なので、今求められている荒筋の狙いをしっかりと把握する事が大切です
僕が小説を書く方で関わる粗筋の種類は次の3点だと考えています
- 投稿小説(WEB小説)や商用のあらすじ
- 小説コンテストのあらすじ
- 投稿小説(WEB小説)で前回までのあらすじ
これらの点を細かく見ていきましょう!
あらすじ(荒筋)の小説創作でWeb小説投稿や商用の狙いや目的は?
多くの方が一番目にするのが
並んでいる本のあらすじやアマゾン等の販売サイトにあるあらすじですよね
また、小説投稿サイトのあらすじも同じ書き方になります
ここでの狙いは
読者や手に取った方にワクワクして本文に進んでもらう事です
もう一つ裏の狙いとして
読みたい本とジャンルやコンセプトが異なる場合には本を置いて
相手の時間を必要以上奪わないようにすることです
お金を払った場合には悪感情を与えてしまいますし
WEB小説でもすぐにブクマが剥がれるだけです
Web小説や商用の粗筋の書き方の具体的なポイントについては
次の記事を参考にしてみて下さい
あらすじ(荒筋)の小説創作でコンテストの投稿で狙いや目的は?
小説家を目指す場合に意識するのが出版社等が開催しているコンテストの応募ですね
このコンテストの応募の場合は前項とは狙いが変わってきます
コンテストに提出するあらすじは
コンテストの選考者が評価の参考にしたりする為の物です
先述した一般のあらすじと同じような形で
あらすじの全容が分かるように書かれている事が大切です

コンテストの1次選考において大量の応募作を読み判定を行う方々
基本的に非正社員(アルバイト)が行っている
下読みに興味がある方は次の記事を参考にして下さい
コンテストの応募がWEB小説サイトで公開の場合のあらすじは?
近年見かける形式で、従来の出版社への直接応募ではなく
WEB小説サイトで公開してそのページを知らせる形式の場合です
この場合小説投稿サイト等の公開する際の
小説紹介ページのあらすじは書籍と同様にワクワクさせる形になります
この場合メインに考えるのは一般読者になる為です
別途選考の為に要求される場合には
この項目と同様に選考者用に小説全体のあらすじを書きます

この場合のあらすじの主目的を考えると判断できますね
あらすじ(荒筋)の小説創作で前回までのあらすじの狙いや目的は?
頻度は少ないと思いますが、小説投稿サイトでは使われる場合がある方法です

全部ではなくごく一部の話に入れられているケースが多いです
前回までのあらすじを入れる場合は読者に流れを思い出してもらう為です
他の2つは本文を読む前向けの粗筋になりますが
前回までのあらすじは読んでいる最中の方向けになります
Web小説だと一つの事が長く続いたりすると全体が分からなくなる場合があります
そういう時に話のまえがきなどであらすじを伝えると読者も思い出せます
前回までのあらすじで参考になるのは次の事です
- アニメのAパートでの振り返り
- アニメの総集編
小説のあらすじ(粗筋)でのネタバレはNG?
あらすじで気になる事の一つに
あらすじのネタバレがOKか?NGか?というのがあります
答えとしては一概には言えません
ここまでの話の中で粗筋の対象という事を記述していますが
あらすじの対象としている方でOKかNGか変わるからです
本記事内で記述しているあらすじの事では次のようになります
- 一般的なあらすじ
- コンテスト用応募用のあらすじ
- 前回までのあらすじ
- 商用のあらすじ
あらすじ(粗筋)の意味 まとめ
一般的なあらすじの意味と小説創作をする上での狙いを記述しました
本来的の粗筋としては大まかな内容が取れるようにする事です
現実的には色々な使われ方があり
小説を書く側に関係するのは次の点です
- 投稿小説(WEB小説)や商用のあらすじ
- 小説コンテストのあらすじ
- 投稿小説(WEB小説)で前回までのあらすじ
この中でそれぞれ意識するポイントはありますが
重要なのはあらすじの対象となる方と狙いを考える事です
また、あらすじ中でのネタバレについても
対象となる方がどう感じるかで変わってきます
色々な所で目にするあらすじですが
自分で書くとなった際には注意して
あらすじを読まれる方にあった書き方にしましょう!
コメントフォーム