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あらすじ(粗筋)とは? 簡単な意味と小説創作視点での知識!

目安時間 16分
あらすじの意味や辞書的な一般的な考え方や書き方は?

小説に限らずあらすじの作成を求められる時がありますよね

 

作品を目にする時には当り前のように目にする粗筋ですが

いざ自分で書いてみようとすると荒筋というのはどんな意味でどんな事を考えるのか

疑問に思ってしまいますよね

 

本記事では、一般的なあらすじの意味と小説創作をする上での狙いを記述しています

 

本記事で得られる事
  • 一般的な辞書などでのあらすじ(粗筋)の意味
  • 一般的なあらすじ(荒筋)のポイント
  • 小説を書く上でのあらすじ(粗筋)の意味
  • 小説を書く上でのあらすじ(粗筋)の使い分け
  • 小説を書く上でのあらすじ(荒筋)の狙いや目的
  • 小説を書く上でのあらすじ(粗筋)でネタバレはNGかどうか

 

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あらすじ(粗筋)の意味は? 辞書の意味と一般的な用法!

あらすじ(粗筋)の意味は? 辞書の意味と一般的な用法!

 

あらすじは創作関連でよく聞く言葉ですが

実際にどのようなものかを説明できる方は多く無いですよね

 

この項では、書籍紹介やレポート等であらすじを要求された場合の事を記述しています

 

あらすじは辞書で確認すると次のように記述されています

およその筋道。あらまし。概略。特に、小説・演劇・映画などのだいたいの内容。梗概(こうがい)

出典:weblio

 

難しく記述されていますが

簡単に言うと本文の流れが分かる範囲で簡略化する

という事が読み取れます

 

その点を読み取った上で

一般的な粗筋を考える際に意識するのは次の点だと僕は考えています

 

一般的なあらすじのポイント
  • 時系列は変更しない
  • 感情表現を入れながら簡潔
  • 短時間で物語の全容を把握可能

 

 

あらすじ(粗筋)の意味は? 時系列は変更しない

まとめ方等の関係で前後の順番を入れ替えた方が良く感じる事があるかもしれません

しかし、時系列の変更はやめておきましょう

 

時系列順も作品も一要素であり、変えてしまうと別の印象を荒筋の読者に与えてしまいます

一般的な文章でも、前後の関係を入れ替えるだけでも印象は変わります

あらすじの時系列は構成レベルの変更なので影響はもっと大きくなります

 

あくまでも作品としては変わらない印象を伝える必要があります

 

書いている内に自分の伝えやすいように変えたくなってもグッと堪えて、作品の形を崩さないようにしましょう!

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
僕のように作家を志している方はプロットと同じような考え方
と捉えると認識しやすいですね
プロット とは

物語を作成する際に、本文を書く前に行う設計図

この段階で推敲する事で本文を書く前に骨組みを考える事が可能となる

 

あらすじ(粗筋)の意味は? 感情表現を入れながら簡潔

あらすじを書く時には感情表現を入れながら書きます

 

他の方に伝える為と考えると必要のない事のように感じますが

粗筋の場合には端的に伝えるのではなく感情表現を入れて伝える形式になります

感情表現をいれますが、あくまでも文章中の表現になります

自分で新たに表現を生み出すのはあらすじの趣旨と異なります

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
感情表現と言っても
僕個人が感じた事を入れてはいけないということですね

 

あらすじ(粗筋)の意味は? 短時間で物語の全容を把握可能

粗筋は自分が見るというよりも、誰かに伝える為にある事が多いです

あらすじがどうしてあるかというと、短時間で本を把握したい場合の方向けです

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
ライトノベル読者だと、手に取った本の裏にある粗筋で本文を読むか考えた経験ありますよね

 

アマゾンの本の紹介も粗筋が載っているので、そこでカートに入れる事を判断される方もいらっしゃると思います

次項で紹介していますが、粗筋の目的によって使い分けがあります
「本のあらすじ」と「この項のあらすじ」では使い分けが異なりますが、一番身近なので例として出しています
一般的なあらすじでは全体的を短時間で把握する為に作られます
イメージとしてはアニメを見る方だと総集編
一般的な映像だとダイジェスト版
というような形を文章で行う事が一般的な粗筋になります
洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
細かい所は抜け落ちますが
全体の流れは全部見るよりも短時間で掴めますよね

 

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あらすじ(荒筋)の小説創作での意味は? 用途によって使い分けが必要!

あらすじ(荒筋)の小説創作での意味は? 用途によって使い分けが必要!

ここまでは一般的なあらすじの書き方を記述してきました

 

しかし僕のようにWeb小説や公募、ライトノベル等の本の購入をしている視点から見るとピンときませんよね?

ですので、小説を書く側視点でここから見ていきます!

 

先述した小説を書く側視点だとピンとこないのは

一般的な粗筋の定義があっても実際には

あらすじの狙いによって書き方が変わっているからです!

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
例えばライトノベルが好きな方に
同じ本になる純文学をプレゼントしても
「は?」ってなっちゃいますよね

 

なので、今求められている荒筋の狙いをしっかりと把握する事が大切です

僕が小説を書く方で関わる粗筋の種類は次の3点だと考えています

小説を書く方が関わるあらすじの種類
  • 投稿小説(WEB小説)や商用のあらすじ
  • 小説コンテストのあらすじ
  • 投稿小説(WEB小説)で前回までのあらすじ

 

これらの点を細かく見ていきましょう!

 

あらすじ(荒筋)の小説創作でWeb小説投稿や商用の狙いや目的は?

多くの方が一番目にするのが

並んでいる本のあらすじアマゾン等の販売サイトにあるあらすじですよね

 

また、小説投稿サイトのあらすじも同じ書き方になります

 

ここでの狙いは

読者や手に取った方にワクワクして本文に進んでもらう事です

 

 

もう一つ裏の狙いとして

読みたい本とジャンルやコンセプトが異なる場合には本を置いて

相手の時間を必要以上奪わないようにすることです

お金を払った場合には悪感情を与えてしまいますし

WEB小説でもすぐにブクマが剥がれるだけです

 

Web小説や商用の粗筋の書き方の具体的なポイントについては

次の記事を参考にしてみて下さい

 

あらすじ(荒筋)の小説創作でコンテストの投稿で狙いや目的は?

小説家を目指す場合に意識するのが出版社等が開催しているコンテストの応募ですね

このコンテストの応募の場合は前項とは狙いが変わってきます

 

コンテストに提出するあらすじは

コンテストの選考者が評価の参考にしたりする為の物です

 

先述した一般のあらすじと同じような形で

あらすじの全容が分かるように書かれている事が大切です

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
意外と本の裏表紙のあらすじを書いてしまう方が多いです!

 

下読み とは

コンテストの1次選考において大量の応募作を読み判定を行う方々

基本的に非正社員(アルバイト)が行っている

 

下読みに興味がある方は次の記事を参考にして下さい

 

コンテストの応募がWEB小説サイトで公開の場合のあらすじは?

近年見かける形式で、従来の出版社への直接応募ではなく

WEB小説サイトで公開してそのページを知らせる形式の場合です

 

この場合小説投稿サイト等の公開する際の

小説紹介ページのあらすじは書籍と同様にワクワクさせる形になります

この場合メインに考えるのは一般読者になる為です

 

別途選考の為に要求される場合には

この項目と同様に選考者用に小説全体のあらすじを書きます

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
十把一絡げではなく
この場合のあらすじの主目的を考えると判断できますね

 

あらすじ(荒筋)の小説創作で前回までのあらすじの狙いや目的は?

頻度は少ないと思いますが、小説投稿サイトでは使われる場合がある方法です

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
前回までの荒筋がある場合も
全部ではなくごく一部の話に入れられているケースが多いです

前回までのあらすじを入れる場合は読者に流れを思い出してもらう為です

 

 

他の2つは本文を読む前向けの粗筋になりますが

前回までのあらすじは読んでいる最中の方向けになります

 

 

Web小説だと一つの事が長く続いたりすると全体が分からなくなる場合があります

そういう時に話のまえがきなどであらすじを伝えると読者も思い出せます

 

前回までのあらすじで参考になるのは次の事です

前回までのあらすじの参考
  • アニメのAパートでの振り返り
  • アニメの総集編

 

小説のあらすじ(粗筋)でのネタバレはNG?

小説のあらすじ(粗筋)でのネタバレはNG?

あらすじで気になる事の一つに

あらすじのネタバレがOKか?NGか?というのがあります

 

答えとしては一概には言えません

 

ここまでの話の中で粗筋の対象という事を記述していますが

あらすじの対象としている方でOKかNGか変わるからです

 

本記事内で記述しているあらすじの事では次のようになります

あらすじのネタバレOK
  • 一般的なあらすじ
  • コンテスト用応募用のあらすじ
  • 前回までのあらすじ

 

あらすじのネタバレNG
  • 商用のあらすじ

 

あらすじ(粗筋)の意味 まとめ

あらすじ(粗筋)の意味のまとめ

 

一般的なあらすじの意味と小説創作をする上での狙いを記述しました

 

本来的の粗筋としては大まかな内容が取れるようにする事です

 

現実的には色々な使われ方があり

小説を書く側に関係するのは次の点です

小説を書く方が関わるあらすじの種類
  • 投稿小説(WEB小説)や商用のあらすじ
  • 小説コンテストのあらすじ
  • 投稿小説(WEB小説)で前回までのあらすじ

 

この中でそれぞれ意識するポイントはありますが

重要なのはあらすじの対象となる方と狙いを考える事です

 

また、あらすじ中でのネタバレについても

対象となる方がどう感じるかで変わってきます

 

 

色々な所で目にするあらすじですが

自分で書くとなった際には注意して

あらすじを読まれる方にあった書き方にしましょう!

 

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初めまして、洋紅色(ようこうしょく)と申します。

一度諦めた小説家の夢を再度33歳から目指す事をしています!

投稿サイトや新人賞/大賞を通してデビューを考えています。

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