小説を執筆で文字数を意識しない方がいい?コンテスト応募どうする?

小説家を目指す人は僕のようにコンテストを調べる人が多いと思います。
早くデビューしたいので、投稿サイトだけでノンビリ連絡を待つとだけの人はあまりいないでしょう。
コンテストを調べていく内に大体12万文字くらいが目安になると気づくので、それくらいの文字数での物語を書こうとします。
しかし、文字数を意識しすぎるあまり執筆に際してデメリットを受けていないでしょうか?
コンテスト応募でちょっと書くのに苦しさを覚えている方は読んでみて下さい。
僕が文字数を意識して書く事をやめて感じた事を記しています。
小説執筆で文字数を意識しないメリット
作業する前に何か目安を決めてから作業をするという事は多いと思います。
目標がぼやけているよりも、目印があった方がそこに向かって直進できますからね。
しかし、僕が小説を書くという事において文字数という目安を設ける事にはメリットよりもデメリットの方が多いと気づきました。
この事は先月に書いた短編で気づかされました。
文字数を決めないでおくと、規制に引っ張られない
文字数決めないとふわついて、ダラダラと書かないかなという事が短編を書きだす前は気になっていました。
その予想に反して実際に書き上げてみると、ダラダラと書いた部分はありません。
またブラッシュアップの段階で消したのではなく、後での負担を削る為に先に消した後悔というのはありません。
文字数の制限を外して感じたのは、SSでも長編でも思っていた以上に文字数を意識をしていたという事です。
ブラッシュアップで何を削るのがいいのかやシーン毎の抑揚の付け方等を考える事はあります。
しかし、文字数という小説を書くという段階の上では不要な事で引っ張られてしまうのは本末転倒だと思います。
文字数を決めていた時に考えていた事
SSや長編の両方を書いた経験からですが、文字数を気にするとその制約が頭をチラつきます。
SSだと後半になるほどに事前に考えていたシーンや書いている内に思いついたシーンが規定の文字数に入らないんじゃないかという不安が思い浮かびます。
一旦全部書けばいいんですけど、後で削るという事を考えるよりもどうせ削るならシーンカットをしてしまいます。
書いた後のシーンを削る事は生み出す事よりも精神的にツライのでそこから逃げようとしてしまいます。
締め切りが近いと一旦仕上げたいという意識があるというのもありますが…。
長編の場合には逆に文字数が足らなくなるという恐怖があります。
僕の場合は書いている事はあっても書き上げた事が無いので、長編一本を書く事への感覚ができていないというのもあります。
その関係から一つのシーンで伸ばせそうな所は伸ばそうという意識が出るときがあります。
単純に文字数という事を考えた際には他のシーンを進めていくよりも今頭にあるシーンを書いていく方が楽に増やせます。
その結果、書いている内からでも分かる冗長な部分ができてしまうわけです…。
小説を書くという事に集中できる
小説を書くというのは面白い物語や感動する物語が書きたいわけです。
〇文字の物語が書きたいわけではないです。
面白い物語や感動する物語が書けるのであれば、100文字だろうと100万文字だろうといいんですよね。
書いた結果〇文字になっちゃったというのが僕の中で正しい形です。
書いている間も作品としてどうなんだろうという時には純粋に作品として入れたいと思うか等を考えられるようになりました。
文字数を意識していると確実に「でも文字数が…」という意識が出たでしょうね…。
なので、文字数を意識しないというのは面白い小説を書くという段階の僕にとって、小説自体に集中するために必要な事です。
実際に商業小説家になった場合には枚数制限というのもあると思いますが、今は一旦置いておきましょう。
それは今の僕から見て数段階上のレベルなので、今から意識する事ではありません。
細かい事だと思うかもしれませんが、書く仕事している方の中で使用されているポメラってご存知ですか?
次の画像のようなものです。
これを使用している方の意見で僕の耳に入っているのは「できる事に制限があるから集中できる」という事です。
PCだとゲームとか色々できますよね、そういう事を防ぎたいらしいです。
プロの方でも書くという事に集中するために環境を考えているので、デメリットに感じるちょっとした事は排除していく事が大切です。
学生だと図書館で勉強をするという方もいますが、そういう感覚に近いようです。
僕は図書館勉強は逆にイライラしてしまうのでダメでしたが…。
他人の規制を初めから享受する事で、自分の小説の責任が薄れる
何言ってんだコイツって感じですね、ハイ。
他人の規制を享受するというのは、コンテストに応募するって言う事です。
今まで書き上げた作品でコンテストに応募の為に書いたかどうかを分けると次の表のようになります。
コンテストの応募の為に書いた作品 | 書きたいから書いた作品 |
---|---|
この2種類の作品で書いた後に差を感じたのが、その次の物語を書きたいか?という点です。
「駆け出し冒険者のコボルト討伐」では執筆後の記事でも書いていますがドンドン書いていきたいと思っています。
逆に「100回目の恋」、「ネコの遊び場」に関しては書きあげて満足した感じがあります。
ジャンルが異なりますが、この二作品においても広げ方はあるので書こうと思えば書けますがその気が起きません。
悪い言い方をすればコンテストの為に書かされた作品とも思っています。
書いている時はいい作品にしようと思って書いていましたが、時間が経ってから見ると作品毎の熱量の差を感じます。
この事からコンテストの為に書くというのは僕の場合は適してないのだと感じました。
小説の執筆で文字数を意識せずにコンテストの既定に合う?
先の項目でコンテストの為に書くのは自分では合っていないと書きました。
しかし、投稿サイトに投稿して連絡を待つ受け身姿勢だけでなく、こちらからもコンテストに応募するというアクションを起こしていきたいという姿勢は変わりません。
文字数を意識していないのでコンテスト規定の文字数から外れる事も考えられます。
その際にどうするかを書いています。
コンテストの既定より多くなれば削る
至極当然の事ですが、規定より多くなれば削ります。
推敲により大事だと思う所を残して削ぎ落していく事でよりテンポが良い物語になると考えています。
しかし、考えてもこれ以上はどう頑張っても無理と自分で思う部分に当たる事もあると思います。
そういう時にどうするかですが、今の考えているコンテストの応募を忘れて今の文字数で合う所を探す方向に変更します。
探せばライトノベル系の応募先は多いので、なんとかなります。
文字数という点だけ考えるのならばエブリスタは幅が広いです。
逆に一般の応募と違ってジャンル指定があるので、タイミングによりますが…。
コンテストの既定より少なければ連作にする
次に文字数が少ない場合です。
そういう時は短編を足して連作小説にして出してしまいましょう。
書きたいという物語を書いたのであれば、書いている内に他にも書きたくなる話が頭の中に思い浮かんでくるはずです。
僕が応募要項をいくつも見ていた時に大抵は長編又は連作短編と併記されているので大丈夫です。
まとめ
コンテストに出すために文字数を意識しすぎると小説の内容にも影響を及ぼすという事を紹介させていただきました。
人による部分が大きいと思いますが、僕と同様にコンテストを意識してしまうあまり書きにくくなってしまう人は、一度文字数を意識せず書いてみるというのを試して見て欲しいです。
小説家を目指す人が気になるのが応募先ですが、僕と同様にライトノベル系であれば応募先が多いのであまり気にする事はありません。
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