短編小説の執筆で思った事3!駆け出し冒険者のコボルト討伐を書いて思った事

今までは実際に「駆け出し冒険者のコボルト討伐」を執筆前に考えていた事を書きました。
この項では「駆け出し冒険者のコボルト討伐」を書いた後に感じた事を記述します。
- 最初にある程度書くまでが大変
- 設定の追加が多数発生した
- 説明を会話で行おうとしている
- 短編小説の執筆で思った事1!駆け出し冒険者のコボルト討伐で変えた事
- 短編小説の執筆で思った事2!駆け出し冒険者のコボルト討伐で考えた事
- [イマココ]短編小説の執筆で思った事3!駆け出し冒険者のコボルト討伐を書いて思った事
最初にある程度書くまでが大変
文字数を気にない事で物語に集中する事ができると書きましたが、それでも最初ある程度書くまでは大変でした。
具体的に「駆け出し冒険者のコボルト討伐」ではプロローグと1章の半分くらいを書き終えるまでは大変だと感じていました。
1章の半分を書くまで約1.5日かけて書きました。
執筆は3日なので全体の1割程の文字数で半分の日数を使った事になります。
1章の後半からはスラスラ書けてしまって、残り9割程の文字数を1.5日で仕上げました。
精神的にも後半の日数は楽しくて、仮眠を少し取った程度で書き上げました。
8月中に間に合わせる為にというよりも今頭の中にあるイメージをすぐに書きだしたいとか、このままのテンションでやり続けたいっていう感じです。
皆さんも経験あると思いますが、読書止まらずに寝不足で会社行くとか、ゲームで気が付いたら貫徹とかそんな感じで書き続けたのが後半の1.5日です。
前半の1.5日は結構大変でしたね…。
同じ日数なのになんでこんなに書いた文字数に差が付いたのか考えましたが、自分の中に形が無かったからなのかなと思いました。
書く前に設定としては考えていましたが、あくまで設定として考えていただけだったと思います。
そこに生きる人としては全く考えられてなかったので頭の中のイメージがしっかり固まらずにキャラが動いていかなかったんです。
シリーズの中心にはキャロフローネという10代後半女性がギルド受付員で元冒険者(有名PT所属)という形でおきました。
最初は本当にこれくらいしか決めてなかったのですが、どういう人物かイメージできませんよね。
人って過去の積み重ねの上に今が形成されているわけです。
実際に先の「10代後半女性がギルド受付員で元冒険者(有名PT所属)」ではどうとでもなる形でどんな人物なのか全く思い浮かんできませんよね。
これだけでも書けなくはないでしょうが、キャラとしてボヤけたりフラフラしたりしてしまいます。
そこで設定をもう少し裏付ける事を考えました。
裏付けをする際には自分が疑問に思った事を質問する事にしました。
- いつから冒険者をしていたの?
- 最初はソロ?
- PT加入は新規で作成したのか、存在したPTに入ったのか?
- PTは何人?
- PT内での立ち位置は?
- 冒険者としてのジョブは?
- PTの他の人はどんな人?
- 今冒険者してないのは、PTを抜けたから?解散したから?追い出されたから?
- 他のPTメンバーとは今も交流あるの?
- 有名PTってどんな風に有名?(※結果的に冒険者の等級を導入)
こんな感じでドンドン聞いて言ったら、人物像が固まっていきました。
特に冒険者のジョブは考え方に大きな差が出るので重要でした。
ジョブ毎に扱いそうな武器や考え方、スタイルというのは初心者冒険者にアドバイスをするにしてもどのポイントをアドバイスするのかに大きな違いがあります。
PTに入っていてなぜ抜けているのかもかなり人格形成に関わります。
追い出されたりしてたら恨んでるでしょうし、ギルドの受付員をやりたいのであれば仕事上の何かに強い信念や憧れを持っています。
このようにして性格を固めていく事によってどう考えている人物なのか分かります。
頭の中で動いていくようになるのでそれを書いていくという事をしていけばいいのでスラスラと書けるようになりました。
設定の追加が多数発生した
設定の追加が多数発生したのは、先の「最初にある程度書くまでが大変」の項目で書きましたが1章の途中まで書いた時点でキャラに質問をしました。
その関係で設定の追加が多数発生しました。
僕が知っているプロットの書き方は林トモアキ式と冲方丁式の2つです。
冲方丁式ではプロットの段階で推敲して色々と決めてしまうので、プロットの段階でもかなり明確に決めています。
それゆえに書き始めてから設定の変更が起こるとプロットに多大な影響が発生してしまうとプロットでの修正が発生してしまうので困ってしまいます。
林トモアキ式のプロットでは先述したようにかなりゆるく書いています。
その為に小説の大筋の流れにかからない設定追加でなければプロットに影響は及びません。
仮に設定の変更に伴ってプロットの変更をする際にも簡単な修正で行うので修正が容易です。
本格的な製作という観点では冲方式の方が正しいやり方に近いのだと思います。
しかし、今の僕の書き方で書きやすいのは断然林トモアキ式です。
これは最初に完全の形にしてから書くのではなくある程度ふわっとしつつも書き始めてイメージを固める方がやりやすいというのもあります。
その為、書き始めてから設定の追加が多数発生する事に対しては容認する事にしました。
説明を会話で行おうとしている
書いている際にはあまり気づかなかったのですが、会話の応酬をしていたり、設定で決めた事を説明させていたります。
会話の応酬
会話だけで場面をが進んでいるポイントがあります。
読んでる方からすると会話で場面があまり動いていかないので退屈に映ると感じています。
会話の応酬というと生徒会の一存が思いついたので、流し見してみました。
会話ばかりのイメージでしたが、思ったよりも地の分がありました。
ラジオ回だけは会話だけですが、会話の勢いがあるので退屈しません。
会話をリズム良く表しているわけでもないので、自分の中でのいいリズムの展開というのを模索していかないといけないと思いました。
会話で設定を説明
悩んでいる間に8月の終わりが来てしまったのでそのまま完成にした部分です。
今考えている設定を一本の小説で入れすぎようとした結果、会話で設定を紹介していると思いました。
他の小説だと設定に関しては必要になった時の場面で徐々に紹介をしているように思います。
そういう形にするので伏線として活用できるし、その設定が出てきた時に驚きを与える事ができます。
自分の中ではせっかく作ったので書きたいという思いが強く書いてしまっています。
書いた後に削るというのは結構ツライですが、リズムが良い小説を作る為にはやっていかないといけないと感じました。
まとめ
最初に設定を考えてから書き始めようとするのですが、頭の中のイメージだけではまだぼやけていて実際に書きだして固まっていく物だと感じました。
実際に書いていってみると会話で色々と行いすぎているのかなというのを感じます。
思いついている内容を全て出さないとというのがあります。
会話主体の他のライトノベルでも地の文はもっと多いので、この辺りを改善するのが心情を表現したり冗長な感じが出なくなる事かなと感じました。
すぐにはできないと思いますが、書いていく中で実践をしていきます。
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