連作で二作目を考えて感じた事!ギルド受付員の在り方2作目!

カクヨムに投稿している「ギルド受付員の在り方」の2作目を現在執筆しています。
シリーズとして連作短編形式にしているので2作目も短編になる予定です。
今までに数本書きましたが同じ世界観で次作を作成するのは今回が初めてとなります。
1作目で世界観を考えているので2作目以降はそんなに考えないでいいと思っていました。
しかし、次作を書き始めて考えていたよりも2作目で感じる事がありました。
連作でプロットを考えたり執筆をしている際に感じた事を紹介します。
連作を初めてして感じた事!
今までは全て1から作っていましたが、今回は既にある物語の世界観を共有しての執筆になります。
新しく書くというのは同じでも連作になるとちょっと考え方が変わると感じました。
世界観が既にあるので楽
全てではありませんが世界観というのは既に前作で作り上げているのでイメージは既にあります。
ですので、前作に考えた時のように「じゃあどんな感じなの?」という事はしないのでこの点はとても楽でした。
そして世界観を考えるのに必死にならず全体的に考えられるせいか、設定ファイルを見ていて設定として足したくなった部分があります。
一作目を書いている時から連作にする事は決めていたので、今までに書いた他の作品と比べると深めに考えたつもりでした。
しかし、実際に次作を書く段になるとより深く見えていなかった部分が見えてきて、そこを足したくなった感じがします。
愛着というのも最初に比べて増えているので、なおさら考えたくなりました。
設定の追加は苦じゃなくて幸せです!
設定の追加というと結局手間がかかるので良くないイメージがあるかもしれません。
同じ世界観でいけるメリットは時間短縮じゃないの?と思うかもしれません。
僕としても2作目を考え出す前はもっと早く書けるかなぐらいのイメージでいました。
でも実際はプロット書くまでにそんなに時間短縮した感じはありません。
先に書いたように設定や世界観の所で追加したくなってしまったので。
また、新しい話を作るにあたって考えたい事もできたのも理由の一つです。
量産するという視点で言うと良くない点かもしれませんが、自分の考えた世界が深まっていくのは幸せです!!
違う系統で次を作りたくなる
次をどういう感じにしようかなと考えた時に前作で行った冒険者というの真っ先に外しました。
同じ系統で作るならむしろ長編に持っていくために同じ主人公で重ねた方がいいですからね。
でも連作短編を考えていた時から主人公を変えたいと思っていたので、次作は違う職業にしたいと思いました。
色々と異なる職業で作りたくはなるんですけど他の職業というと自分の知識の無さを感じてしまいます。
ラノベのハイファンタジー系を僕は良く読んでるんですけど、多くの主人公は冒険者よりの人物になっている事もあるのだと思います。
職業的な知識を増やす為にこういう本も買うべきかなと感じています。
前から興味はあったんですけど、高いから敬遠してました。
お金ができたら~と思ってたのですが、そんな事いってたらいつまでも買えないでちょっと考えどころです。
メインに据えようとする年代が似たような年齢になる
2作目を考えていた時に頭に浮かんだ年代は10台半ばの設定でした。
何かを考えるときに頭に浮かぶ年齢っていうのは15~20歳程度がまず出てきてしまいます。
僕が良く読んでる本のメインとして出てくるのがその年齢になってしまうからだと思います。
ライトノベルのメインターゲットですし、手に取るハードカバーの本も多いのはこの年代になっています。
個人的に未来に胸をときめかせる年代なので考えていて楽しいというのもあるかもしれません。
しかし、一つの年代でしか書けないというのは色々な年齢から出る深みというのが出せません。
直近は自分が良く読む年代で面白く書けるようになる事が優先ですけどね。
僕が今まで書いた作品で年齢が一番高いのは「ネコの遊び場」です。
この作品は20代後半を主人公としています。
「ギルド受付員の在り方」シリーズで出しているいている作品よりも、僕自身の年齢に近いです。
しかし、どっちのが書きやすいかというと10代で展開している今のシリーズの方が圧倒的に書きやすいです。
対象の年代が出てくる作品をどの程度読んだかの差なのかなと思います。
それか10代は学校でクラスに数十人と生活する関係である程度把握できているのかもしれません。
前作の主人公を話しに絡めたくなる
せっかく前作を作ったのだからという意識が強くある影響だと思います。
シリーズの主軸に据えている「キャロフローネ」は当然出しますが、前作で主人公をしている「ケイン」も出したくなってしまいます。
ケインは冒険者なので僕の小説のイメージと一致し易いせいもあります。
プロットを考え始めたところからケインをどう絡めようか考えていました。
僕の選ぶ本は長編ばかりで短編作品はあまり読んでいない事やRPGも昔からよくしていたので、一人の主人公が長く出てくるというイメージが強い部分から来ているかもしれません。
ある程度は別の作品でも絡ませるのもいいと思うのですが、今後もシリーズとして作品を何本も追加していく予定ですが、その全てに出るのはシリーズの方向性と異なってしまいます。
一回出て終わりではなくて、他の話でも絡んでくるのはその世界で生活している事を感じれます。
ですので、発想として絡みが思いつくのは悪い事ではなくむしろメリットだと考えています。
程度問題なので、既存の作品が絡む事は自分の中で上手く制御していく必要があります。
既にある枠組みの縛りがある
既に1作目を作っているので当然ですが、既に設定として存在している項目があります。
悪い言い方をすると1作目はどこまでも自分に都合よく設定を考える事ができます。
しかしシリーズとして作成する以上、前作の設定を上書きするような事をしてしまうと矛盾が発生しています。
フェアリーテイルのコミックス巻末には読者からのアンケートに答えているコーナーがありますが、矛盾や気になる事があると読者から突っ込まれています。
人気が出ないと突っ込まれることはないと思いますが、矛盾はない方がいいので今からでも意識をしていこうと思います。
しかし、意識をしても矛盾というのは発生してしまう可能性があります。
そう言った面で設定ファイルを作成しておくと時間を置いても矛盾をある程度防ぐことができるなと感じています。
既存の設定がある為、前作よりも気にしないといけない部分も感じています。
こういった悩みが出るのも一つの世界が自分の中で生まれたという事でもあるので、それを自ら壊さないように注意していきます。
まとめ
「ギルド受付員の在り方」シリーズの2作目を考えていて感じた事をまとめてみました。
2作目を考えるまでは世界観を一から構築する必要が無いので大分楽になると思っていましたが、実際に作り始めてみると感じる事が色々とありました。
特に自分が作った世界が深まっていく感じを感じる事ができたのはとても楽しいです。
また世界観を壊さないという意識もとても大切だと感じました。
読んでいると気になるポイントですが、書いている最中だと今書いている内容のみに集中していて矛盾等にはあまり意識をさいていません。
記事を書いていて再度気を付けていかないといけないと感じました。
本を読んでいて気になる事があると白けてしまう原因になってしまいますからね…。
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