小説の短編でマインドマップを使用してアイデア出し!テキストと比較してのメリットとデメリット!!

僕は最近、小説を書く時にまとめていて設定やプロット等を考える時に悩んでいる事があります。
考えたり思いついた事をテキストファイルに記述する時です。
単体の項目について書いていても関連して複数の項目の事を追記したくなります。
複数の項目を記述しようとするとテキストファイルでは不便なのでマインドマップを導入しました。
エブリスタの妄想コンテストへの応募作品「同級生のお嬢様と再会!」でマインドマップを使用し執筆を行っています。
実際にマインドマップを使用して作品を執筆し感じた事を記事にしています!
小説の短編執筆でマインドマップを使って感じた事!
小説執筆にマインドマップの使用を考えたのは設定関連を考えている時に不満を感じたからです。
テキストファイル以外での記述以外でいい方法を考えた際にマインドマップを思いつきました。
紙で書くとスペース問題が起こるのでXmindのソフト入れてPCで作成しています。
Xmindの事は別記事で紹介します。
実際に短編小説の執筆でマインドマップを使用して感じたメリットとデメリットを紹介します。
枝(ブランチ)を渡っての関連を分かるようにする為、作品単位ではなく世界観単位で1枚にした方が良いです!
短編小説の執筆でマインドマップを使うメリット!
短編小説の執筆で感じたマインドマップを使用したメリットは次の点です。
- 小説の設定にマインドマップを使うと複数のブランチを俯瞰できる
- 小説の設定にマインドマップを使うと関連ブランチをイメージで認識しやすい
- 小説の設定にマインドマップを使うと一つの項目が短いので把握が容易
- 小説の設定にマインドマップを使うと執筆中の確認が手軽
【ブランチ】
マインドマップは中心の幹から枝(ブランチ)を伸ばしていくイメージです。ブランチ毎に一つの言葉を置きます。
基本的にテキストでまとめている時に比べて、アイデアが出やすいという点がメリットです。
小説の設定にマインドマップを使うと複数のブランチを俯瞰できる
マインドマップは1枚の紙の中に記述していくので、複数の枝(ブランチ)を一度に目にする事ができます。
この一度にという部分が大事で次々と連想できるようになります。
テキストエディタよりも出せる枝(ブランチ)が多いです。
マインドマップの場合、隣接しない枝(ブランチ)も手軽に目に入れる事ができるのが新しいアイデアを連想する助けになっていると思います。
テキストで書いていた時よりも次々へとアイデアが出てきたと感じています。
小説の設定にマインドマップを使うと関連ブランチをイメージで認識しやすい
枝(ブランチ)同士の関連というのも文章ではなくて図に近い形で作成するマインドマップならではです。
マインドマップの枝(ブランチ)を伸ばしていくと太い枝(ブランチ)の内容が細分化されていきます。
しかし、細分化された枝(ブランチ)が他の太い(ブランチ)の項目に関連する事があります。
簡単な例を出します。
複数のキャラが出てくる作品で、その内の二人がアルパカという村の出身だったとします。
キャラという太い枝(ブランチ)から伸びた個別のキャラの細い枝(ブランチ)が二つあります。
背景という太い枝(ブランチ)から伸びた村の細い枝(ブランチ)が一つあります。
この二つをマインドマップ上で線で繋ぎ合わせる事で簡単に関連する事だと一目で分かります。
このような認識がしやすくテキストよりも漏れやミスが少なくなると感じています。
画像クリックで拡大します。
仮にアルパカの村の特産物がトマトだとすると、個々人が好きか嫌いかはともかく他の人よりも深い知見を持っていると考えられるでしょう。
逆にあまり知らないなら過去に強い拒絶があったと考えられます。
こういった事がテキストで考えているよりも把握しやすく、深く考えられるようになると感じます。
小説の設定にマインドマップを使うと一つの項目が短いので把握が容易
マインドマップの定義に1ブランチに1ワードというモノがあります。
先の「test短編」のマインドマップの図もそのようにしています。
※実際に短編小説を書いた時は文章にした方がいいと思った部分は文章にしました。
マインドマップを僕が使ってみた印象は、可能な限りは単語で枝(ブランチ)を作る方がいいです。
単語で枝(ブランチ)を作るとパッと見で把握する事が可能です。
このパッと把握できる事が重要で次々とアイデアが思いついていきます。
マインドマップを書いていると文章を書いた部分を見ていると頭がうだるような感覚を覚え、感覚ではなくて考えて把握しようとしていると感じます。
マインドマップは図での形も意識していることから感覚的な脳の使い方を重視しています。
なので、論理的な脳の使い方をするやり方というのは極力排除した方がいいのでしょう。
アイデアの発想という事も感覚的な部分から起こりますよね。
その為にマインドマップの定義でも1ブランチに1ワードなのだと考えます。
小説の設定にマインドマップを使うと執筆中の確認が手軽
僕は小説を執筆していると設定ファイルを何度も確認することになります。
マインドマップを使用すると文字を追うのではないので、執筆している時でもすんなり頭に入ってきやすいです。
疲れた頭だと文字の認識力が落ちるのでとても助かります。
短編小説の執筆でマインドマップを使うデメリット!
短編小説の執筆で感じたマインドマップを使用したデメリットは次の点です。
- 小説の設定にマインドマップを使うと思いつきのブランチの細分化に時間がかかる
- 小説の設定にマインドマップを使うと全体を一度で見渡すのは難しい
- 小説の設定にマインドマップを使う一番最初のとっかかりは軽く文章がいい
小説の設定にマインドマップを使うと思いつきのブランチの細分化に時間がかかる
発想を思いついていく過程ではイメージで浮かんできますが、そのイメージをどうマインドマップに書くといいのだろうと考えてしまいます。
思いつきをそのまま文章にするよりも、どうすると枝(ブランチ)の流れとして自然になるのかという事も考える必要があります。
慣れである程度改善されていくのかもしれません。
現在は僕がただ文字を打っていくよりも時間がかかってしまいます。
小説の設定にマインドマップを使うと全体を一度で見渡すのは難しい
今回作成した短編のマインドマップは僕のディスプレイだと全体を把握できない量になっています。
一度に目に入る量が多い程他の枝(ブランチ)と結びつきやすくなるので、1画面に表示できないのはあまり良くないと感じます。
短編で1画面に収まらないのでシリーズにすると物凄い量になると思います。
落としどころをどうするかは今後数をこなしていく中で考えていきます。
小説の設定にマインドマップを使う一番最初のとっかかりは軽く文章がいい
僕の場合は最初のネタとしてはevernoteに書き、その中から形にするネタを選んでいます。
僕が最初のネタを思いつく時はいつも同じ場所ではないので、最初はevernoteを入れるようにしています。
僕は経験上紙の前で唸ってもアイデアは浮かんできません。
逆に本を読んでる時やお風呂に入っている時のように何かをしている時に浮かんできます。
その為、発想を全てマインドマップにしようとするのは無理だなと判断しています。
ですので、マインドマップを始める前には小説のキーになる文章を少し書いてからが良いと思います。
例として今回の「同級生のお嬢様と再会!」は次のメモの後にマインドマップを開始しています。
小説の短編創作で実際に作成したマインドマップを紹介!
実際に今回の「同級生のお嬢様と再会!」で作成したマインドマップは次になります。
マインドマップはXmindのソフトを使っています。
Xmindについては別記事で書きます。
このマインドマップを使用して作り上げたのが次の作品です。
読んでいただいた方は気づかれたかもしれませんが、プロットもマインドマップで作っていますが少し変更しています。
プロットは書いている間に人物たちの動きで変わってきたりするので、あくまで初期の構想として拘りすぎないようにしました。
今までの作品はプロットの方を深めに考えていましたが、マインドマップを使用するとプロットについては要点だけでいいと感じました。
逆に他の設定の方がポンポンと出るようになり今までと違う小説執筆となりました!
マインドマップは文章で書かないので、重要な点が見える!
まとめ
今回の「同級生のお嬢様と再会!」の短編執筆でマインドマップを使ったので、小説制作で感じた事を記事にしました!
マインドマップを使う事でテキストで設定を考えていた時よりもアイデアが次々と出てくるように感じました。
今まであまり意識していませんでしたが、俯瞰してみることができるというのは頭で考えるよりも意味を持つと実感しました。
マインドマップに慣れないせいもありますが、普段よりどう書くかという事を考えて遅くなったり、落としどころが見つかっていない部分があります。
設定ファイルは後で忘れない為や頭で考えるよりも内容を深めるためにあります。
マインドマップは発想が起こりやすいので今後も使っていきます。
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