小説を書く時にプロットは書くべきか書かなくてもいいかどっち?

小説を書いていたり書こうとしている人が一度はぶつかる問題は、プロットにまつわる問題ではないでしょうか?

小説を書く為の本を開けばプロットについては必ずと言っていい程書かれています。
多くの人は初心者のタイミングでその文字を目にしてしまい、気になってしまいます。
複数作品の制作経験からプロットについて少し付き合い方の考えができてきたのでまとめています。
僕のプロットについての考えと、プロットは書くべきか書かないべきかについて記事にしています。
一人で小説制作をしている状況で考えています
小説を書く時にプロットを書くかはその人次第!
見出しで書いてあるようにタイトルの答えについて「YES・NO」のどちらでもありません!
……疑問詞について突っ込みたい人がいそうですが、腹の中にしまっておいてください(;・∀・)
第三の「プロットの書くか書かないかは個人によって違う!」という事になります。

どうして「YES・NO」にならないのかというとプロットで面白さが決まるわけではないからです。
大切なのは「プロットで面白さが決まる」のではなく「プロットはあくまでサポート」であると意識する事です。

僕が小説において1番の目的は次の二つだと考えています。
- 面白い小説を書く
- 売れる小説を書く
多くの人はこの二つが高い水準であって欲しいと考えているでしょう。
割合的にどちらが高いかはその人の状況によって異なると思います。
しかし、どちらかの割合が0という人は少数派だと僕は考えています。
極論面白い/売れる小説をプロット無しで書けるのであればプロット無しでいいと思います。
むしろプロットを書く事で悩みができて書けなくくらいなら、プロットを忘れて小説を書いて考えるのがいいと思います。
小説のプロットを書く書かないはSSを一本完結させて考えよう!
そうは言っても自分にプロットを書くのが合うのか合わないのか分からない!
このような悩みが出てくるのは分かります。
僕自身、冲方丁先生のプロットや林トモアキ先生のプロット(というかやり方)の書き方を見て、自分はどう書くか去年悩みました。
ちらっと記事に書いたこともあります。
しかし、個人にプロットを書くのか合うのかは他人も良く分かりません。
小説以外も同じだと思うのですが、これは小説を書かないと分かってきません。
なのでプロットで唸ってるくらいなら、SSレベルの小説を書きましょう!
文字数と小説カテゴリの関係は次の記事に書いています。
SSくらいの長さなら思いつきでも肩肘張らずに書く事が出来きます。
絵や音楽も同じでやって行く中で自分のやり方を見つけますよね。

プロットを作成した方がいいかどうかも小説を作っていく中で自分の結論を見つけていく物だと考えています。
僕はプロットを作成した方が面白い作品を作れると感じているので、プロットを書いています。
実際に妄想コンテストの作品をマインドマップでプロットを作成しています。
「構成」の項目で書いている実際の例を次の記事で公開しています。
ちょうどこの回は同じテーマで「プロットを書いた作品」と「プロットを書いてない作品」を作成しています。
その二つの作品を作る事と作った後読み返しての自己感想を見てプロットがあった方がいいと判断しました。
参考がてら読んでいただけると幸いです。
先のマインドマップを使用してプロットを作成した作品は次の作品です。
同じテーマでプロットを作らずに作成した作品は次の作品です。
小説でプロットを書かない人は本当に勢いだけで書いているのか?
小説執筆でプロットを書く書かないというのは個人次第と最初に僕の考えをしました。
しかし、プロットを書かないという人は本当にプロットを考えずに勢いだけで書いているのでしょうか。

文章として起こさないだけで頭の中ではプロットを構成していると書いていない人の文章からは感じます。
僕がプロットをで道筋を決めないと書けないタイプだからそう感じるのかもしれません。
プロットを書いた上で細かい部分は流れを優先するので、場合によっては当初のプロットからずれてしまう事もあります。
ですのでキャラが勝手に走り始めるという表現も経験的に理解できています。

漫画の一話くらいの原作を書くとしても、「何をするかを考えてから、結果的にキャラが勝手に動く」というのが僕のやり方なので。
僕は小説を書く時にプロットを書かないという人も頭の中でプロットを組み立てているのだと考えています。
小説でプロットを書くのに便利なソフトは?
僕はプロット書いてから小説を書くようにしています。
少し前はマインドマップで設定を考えるのと同時にプロットも作成していました。
マインドマップの作成はXmindというソフトを使用しています。

しかし、設定部分が広がりすぎてしまいました。
執筆しながら設定やプロットを把握するのが難しくなってきました。
その為、現在は小説の創作支援ツールArtOfWordsを使っています。
プロットと設定の両方をArtOfWords上でまとめる事ができます。
シーン毎にキャラや設定を関連付けられます。
また、シーン毎に時間を設定する事ができ、シーンの流れをカレンダーで確認する事もできます。
小説の為に作成されたソフトという事もあって、欲しい機能が揃っています。
個人的にはもう少し痒い所に手が届いてくれると嬉しい所ですが、これは高望みしすぎですね(;・∀・)
まとめ
僕のプロットについての考えと、プロットは書くべきか書かないべきかについて記事にしました。
プロットを書くか書かないかは個人によって異なって一概には言えないというのが僕の考えです。
僕個人としてはSSレベルで小説を書いて試したところ、目安としてのプロットを書くようにしています。
小説作成でそれぞれの人でプロットが必要か不要かは、小説を実際に完結させて考えないと分からないと考えています。
また、プロットを書かないと言っている方もいらっしゃいますが、書かなくてもプロットを考えてない分けではないと思います。
プロットや設定を書くというのはどうしても時間がかかってしまいます。
プロットが必要ないという言葉を目にしても自分に合いそうな考え方かを考えないと迷走してしまいます。
プロットは「面白い小説を書く」と「売れる小説を書く」この二つの為になるかを忘れないのが大事だと僕は考えています。
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