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小説執筆でArtOfWordsの機能をどこまで使用すると便利?

目安時間 29分

ストーリーエディタと呼ばれる種類のフリーソフトのArtOfWordsがあります。

 

僕は前から小説の設定を上手くまとめたいと思っていたので使い始めました。

 

 

ArtOfWordsでは設定以外にも執筆・展開(章立て/シーン立て)ができます。

 

ですのでArtOfWordsだけで小説に必要な事は完結します。

ArtOfWordsだけで完結する事ができますが……

 

小説を創作する際に執筆にまつわる部分を全てArtOfWordsで担うか一部にするかは別問題です!!

 

 

僕は短編を一本ArtOfWordsを使って作成をしました。

 

その経験から、僕が小説執筆でArtOfWordsの機能をどこまで使用すると便利と感じたかを記事にしています!

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小説執筆でArtOfWordsは一部機能を利用がオススメです!!その理由は?

ArtOfWordsをオススメしている女性

僕が短編小説一本書いた経験からArtOfWordsの一部機能のみを利用をオススメします!

 

その一部機能というのは小説の設定をまとめる機能です。

【小説の設定】

登場人物、武器、施設、背景、シーンの時系列 等と言った小説作成の為の個別のアイテム

 

小説執筆でArtOfWordsのオススメのタブ!!設定系は利用!!

ArtOfWordsの次のタブの利用がオススメです!

  • 登場人物タブ
  • アイテムタブ
  • 展開タブ
  • 時系列タブ

 

小説の設定がオススメなのはDBのように項目ごとにまとめる事ができるからです!

 

 

テキストエディタでは次の悩みがありました(; ・`д・´)

  • 1項目が長くなると今なんの項目を見ていたのかを忘れてしまう
  • 探したい項目を探すのに時間がかかってしまう

 

この点をArtOfWordsでは解決をしてくれています(*´▽`*)

 

項目単位で操作する点はやっぱりテキストではなくてソフトを使った方がいいですね!!

 

見たい資料に辿り着くまでのスピードが段違いです!!

 

小説執筆でArtOfWordsのタブ内検索も便利!!

必要な情報を検索している

登場人物/アイテム/展開タブ内には検索窓があり検索ができます!

 

 

次の画像の赤枠に入力すると検索ができます。

ArtOfWordsの検索をする

 

作成したのが短編だったので項目数が多くありませんが、ちょっとした時にパッとできるのは便利でした!!

 

テキストで使っていた時に比べて格段に検索結果が分かりやすいです!

 

 

しかし、検索を使っている中で不満も出てきました。

使っていて感じて不足を感じたのは次の点でした。

 

  • タブを超えた横断検索が欲しい
  • タグを有効活用して欲しい

 

 

「タブを超えた横断検索が欲しい」はそのままなので、もう片方の項目についてです。

 

「タグを有効活用して欲しい」で一番不満を感じたのはタグの利用です。

 

例えば先の画像で「警官」のタグを設定しているのは「城木明」だけです。

この状態で「警官」で検索すると「城木明」だけがヒットします。

 

しかし、「神子柴薫」の「自由記入欄」に「警官」を書いて「警官」で検索すると二人ヒットします。

検索の理由によってはこの結果は正解であり間違いになります。

 

自由記入欄は何を記入するか分かりません。

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
属性として設定するタグを有効活用して検索できると嬉しい

 

テキストエディタと比べると現状でも各段に分かりやすくなったので、これは不満というか欲ですね(;・∀・)

 

小説執筆でArtOfWordsのオススメできないタブ!!執筆は別ソフト!!

先述したオススメの逆で使わない方がいいと考えているのが次のタブです。

  • 執筆タブ

 

最初はArtOfWordsエディタ上で執筆もしようとしました。

しかし、執筆タブはテキストエディタを利用した方が便利だと感じました。

 

執筆用の設定の自由度がテキストエディタより少ないというのもありますが、展開タブ等で設定した内容を上手く活用できないのは残念です。

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
自分の環境を設定できるサクラエディタ等を使った方がストレスフリー!!

 

詳細は後述します。

 

小説執筆でArtOfWordsの使う複数タブのポイント!!

ArtOfWordsのポイントを知って喜ぶ女性

小説作成で登場人物/アイテムタブで共通してポイントとなる部分を挙げていきます!

 

 

小説執筆でArtOfWordsの登場人物とアイテムタブの共通ポイント!!

登場人物/アイテムタブで共通しているポイントは次の点です。

  • 適切なタグを設定する
  • 項目のカラーを上手く設定する

 

詳細を見ていきましょう。

 

小説執筆でArtOfWordsで適切なタグを設定するメリット!!登場人物とアイテムタブ

登場人物/アイテムタブで適切なタグを設定するメリットについてです。

 

まずはタグが一番有効に使われている部分をお見せします。

次の画像の赤枠の部分が設定したタグになります。

ArtOfWordsでタグが有効活用されているポイント

 

登場人物/アイテムタブも一覧画面に設定されたタグが表示されます!

 

一目見て多くの項目を認識できるので、タグだけでも項目の内容を大まかに掴めるようにしておくといいと思います。

 

複数作品を作っていて少し期間が空くと忘れることあるので…(;・∀・)

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
検索でもタグを設定しておくと引っかかるので、その面でも重要です!!

 

小説執筆でArtOfWordsで項目のカラーを上手く設定するメリット!!登場人物とアイテムタブ

登場人物/アイテムタブでカラーを設定するメリットについてです。

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
急にカラーって設定にそんなのいらないだろΣ(・□・;)
って思いませんか?

 

僕は最初そう感じて無視していたのですが、後で重要だと気づきました!!

 

 

次の画像は人物設定タブの一部ですが赤枠の所で色を変えられます!

ArtOfWordsの登場人物タブでのカラーの変更

 

デフォルトは赤色なのですが、「皆城静音」というキャラを青色に変更しています。

 

 

この変更で影響を受けるのは展開/時系列タブです。

展開/時系列のタブの一部画像を表示します。

ArtOfWordsの展開タブに登場人物タブで変更した人物のカラーが適用されている

 

ArtOfWordsの時系列タブに登場人物タブで変更した人物のカラーが適用されている

 

このように対象の色が変わるので視覚的に誰なのか分かりやすくなります(*´▽`*)

 

視覚的な影響はバカにできないと思っています。

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
漫画で解説されている資料って分かりやすいですよね♪

 

全体人数やアイテム数によりますが、重要な項目には個別の色を設定していきたいです!!

 

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
実は「展開タブ」もカラーを設定できます。
しかし反映先が「執筆タブ」なので活用にならないと思っています。

 

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小説執筆でArtOfWordsの使う個別タブのポイント!!

ArtOfWordsの個別タブのポイントの説明を聞こうとしている小動物

登場人物/展開/時系列タブそれぞれのポイントを挙げていきます!

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
「アイテムタブ」は取り上げるポイントが見つかってないので割愛します

 

小説執筆でArtOfWordsの登場人物タブのポイント!!キャラの土台大事!!

「登場人物タブ」の内部に「人物分析タブ」があります。

 

ここを見て今まで書いていた人物設定は考えが足らなかったと思いました!

 

 

次の画像のように人物形成に関わる経験を書くようになっています。

 

人は経験の上に人格が形成されるので上辺だけの性格設定してはぶれてしまうと気づかされました(;・∀・)

ArtOfWordsの登場人物タブの人物分析

 

フォーム形式になってると空白を埋めないとという気になるので

僕にはソフトで小説の設定をするのが合ってると思います。

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
人物の土台の部分になるので、ここの設定をしっかりすると人物がブレ難くなるのだと感じました

 

小説執筆でArtOfWordsの展開タブのポイント!!他タブとの関連を意識!!

展開タブでは次の点を意識する事が大切だと思います。

  • ➀シーンで構成を考える
  • ②登場人物/アイテムタブの項目を関連付ける

 

画面で言うと次の部分になります。

ArtOfWordsの展開タブでのポイント

 

小説執筆でArtOfWordsの展開タブでシーンから構成を考える!!

「シーンで構成を考える」は以前はテキストやマインドマップで行っていました。

 

シーン名だけならテキスト等でもあまり変わりはしませんが、関連する項目等も簡単に見えるのでシーンの状態がイメージしやすいです(*´▽`*)

 

テキスト等だとごちゃごちゃとしてきてしまうので(ノД`)・゜・。

 

 

長編だと章構成でシーン区切りはしないと思います。

しかし、構成を考える際にはシーンで区切って考えた方が組み換えや新たな発想が出やすいと僕は思います!

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
僕はWEB投稿を1シーン1話としているのでそのままの区切りです

 

小説執筆でArtOfWordsの展開タブで項目との関連付ける!!

「登場人物/アイテムタブの項目を関連付ける」で他のタブの項目を紐づけるとシーン内のイメージが浮かびやすくなります。

 

それ以外にも関連付けをする理由があります。

先の画像の②の赤枠内に「細かく設定する」ボタンがあります。

 

登場人物の「細かく設定する」ボタンを押すと次の画像の内容が現れます。

ArtOfWordsの展開タブで登場人物の役割を設定する

 

ArtOfWordsを使うまでは思い浮かんだ人物を出していたのですが、どうして出すのかというのを意識する事ができました。

 

シーン内でどうするのかまで考えてから書くので書き始めてから考え込むという事が少なかったです!

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
ArtOfWordsを使う事で役割を意識するようになるのは、僕のような初心者には大きなメリットです。

 

「登場人物/アイテムタブの項目を関連付ける」のはシーンの想起だけでなく、役割を明確に意識するのに役立ちます!!

 

小説執筆でArtOfWordsの時系列タブのポイント!!個人の動きを設定できる!!

時系列タブでは個人毎の動きを設定できます。

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
シーンの設定は展開タブのみできます。

 

入力すると次の画像のような形になります。

ArtOfWordsの時系列タブで個人の動きを設定できる

 

各人物の動きを考えると「伏線への意識」や「時間的な齟齬の低減」に繋がると感じました。

ミステリー等の緻密な作品を作る時にはとてもありがたい機能だと感じます!

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
最初はシーンで出る人はシーンと同じ情報を突っ込んでくれれば…と思いました

同じシーンに登場しても動きが異なるので、シーン名を個人の時系列に入れるのは狙いが違います!!

 

僕のように横着をしようとする人はArtOfWordsを使うと変な方向に走ろうとするのを止めてもらえます(´・ω・`)

 

 

今の僕だとシーンに登場する人の個別の動きを書けていません。

これはシーンやキャラへの踏み込みが甘いのだと思います。

 

 

ArtOfWordsを使っていくと実力不足を突き付けてもらえます(ノД`)・゜・。

 

心にダメージを受けますが、自分で気づけないといつまでも分からないのでありがたい事です!!

 

皆さんにもぜひ使って欲しいです(*´▽`*)

 

小説作成をするのにArtOfWordsの執筆タブが使い難い理由!!

ArtOfWordsの執筆タブにNGを出している男性

この項目では、先述した僕が執筆に関してはArtOfWordsではなくて他のソフトをオススメする理由を書いていきます。

 

 

僕が現時点で執筆する際にエディタに求めている点は次の物です。

  • タブ分けやそれに該当する機能で目的の部分にすぐに移動できる
  • 見やすい行間を調整できる/されている
  • 全角スペースを記号等に置き換えて視覚的に分かりやすくなっている
  • 折り返しを任意に設定できる

 

短編も執筆は断念して途中からサクラエディタで書きました。

 

 

書き終わってからどんな感じになるかArtOfWordsに貼り付けたのが次の画像です。

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
僕は先に挙げた点の全てを満たしてないと思います。

 

次の点でArtOfWords上で執筆を行うのに向いてないと僕は思いました。

  • ArtOfWordsは設定できる項目が少ない
  • 執筆タブの内部タブになる会話/シーンタブが小説作成には活用できない

 

せっかくシーンで分けている展開タブがあるので、展開タブで設定したシーン毎に文章が格納できると便利だと思いました。

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
ArtOfWordsはテキストエディタではないので僕が要求しすぎなんだろうと思います…

 

この為、ArtOfWordsでは執筆は担わずにテキストエディタを使用するのがオススメです。

 

ArtOfWordsで設定できる項目は何があるの?

ArtOfWordsで設定できる項目は実際に何があるのかを見ていきます。

 

TOPの「環境設定」ボタンを押すと次の画面になります。

ArtOfWordsの設定項目一覧

 

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
少なっ!!!

この時点で思いました(´・ω・`)

ちなみに更に中に入るとポップアップで次の画面が出てきます。

 

ArtOfWordsのフォント設定 ArtOfWordsのカラー設定画面

 

執筆タブだけではなくて全体になるからだと思いますが…

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
欲しいのはそこじゃねぇーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

 

書くだけなら書けるんですけど、執筆環境にこだわりたいです(ノД`)・゜・。

 

執筆タブの内部タブって何ができるの?

ArtOfWordsの内部タブには会話/シーンタブがあります。

これは小説向きではないと思います。

 

会話/シーンタブは思想は同じなので会話タブを例にします。

ArtOfWordsの執筆タブ内の会話タブの実践

 

画像で青の罫線が引かれているのが会話タブの機能になります。

上のキャラ名をクリックするして該当する行をクリックすると1文に引かれます。

 

でもこれ何に使えるの(´・ω・`)?
洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)

という感じだったのにここに来て戸惑いです…。

 

……

 

ちょっと考えて僕はある考えが閃きました!!

洋紅色(ようこうしょく)
洋紅色(ようこうしょく)
これ小説じゃないわ、劇の台本とかそういう方面だ!?

誰がしゃべっているかを文章上で明確に分からせる必要って役があるような劇とか、声優業とかですよね。

 

小説だったら文章で表現しないといけないのですから…。

 

なので会話/シーンタブは小説を執筆する際には効果を発揮しないという考えに至りました。

 

 

まとめ

小説執筆でArtOfWordsの機能をどこまで使用すると便利について記事にしました。

 

ArtOfWordsでは小説の設定について利用し、執筆ではテキストエディタ等の他のソフトを利用するのがオススメです!

小説の設定はArtOfWordsのでいうと登場人物/アイテム/展開/時系列タブになります。

 

 

ArtOfWordsを実際に使っていると気になる点やもう少しこの辺りの拡充をぉぉ(; ・`д・´)

 

と思ってしまいますがテキストエディタでまとめていた時に比べれば格段の使いやすさです。

 

設定をまとめるのに困っていたり、伏線で時間軸での考えが上手くまとまらない人は是非使ってみて下さい♪

 

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初めまして、洋紅色(ようこうしょく)と申します。

一度諦めた小説家の夢を再度33歳から目指す事をしています!

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