小説の推敲のやり方と文章のポイントは?

小説を書き上げた後には推敲作業が必要です。
小説を書くのは自分が楽しむ以外に他の人にも読んで欲しいからですよね。
読者として小説を読むときに単調に感じたり、誤字脱字ばかりの小説は読みたくないです。
WEBの小説投稿サイトのように無料で読める場に公開する際でも、人の目に触れるので推敲作業を行います。
しかし、言葉で推敲作業が必要だと分かっても具体的にどんなことをすればいいのでしょうか?
誤字脱字という基本的な事は分かりますが、実際細かくどのような事をするのか良く分かりませんよね。
今回は小説の推敲の目的、やり方、ポイントを記事にしています。
小説の推敲のやり方!
小説の推敲のやり方の流れが気になりますよね。
僕の推敲の手順になりますが、次のように行っています。
- 作成した小説から離れる(1日程度)
- 推敲(誤字脱字)
- 作成した小説から離れる(1週間程度)
- 推敲(内容)
- 作成した小説から離れる(1週間程度)
- 必要に応じて④と⑤を複数回行う
- 推敲(誤字脱字)【必要に応じて音読】
推敲をする前に大切なのが、小説の内容を忘れる事です。
書き上げた直後では書いた小説の内容を覚えています。
書き上げ直後で推敲をしても修正点があまり見つかりません。
しかし、数日の期間を置くと不思議と自分が書いた小説の粗が見えてきます。
小説に触らない時間を作る事を「小説を寝かせる」という言葉で言われる方もいます。
小説を書く人の間では時間を置く事が大切だという事ですね。
推敲の各工程で気にする事を詳細に見ましょう。
小説の推敲のやり方!②推敲(誤字脱字)
②の推敲(誤字脱字)で行う事は言葉通り誤字脱字のみを修正します。
ここで誤字脱字を修正する目的は④で内容の推敲を行う際に、誤字脱字が気になって集中できなくなるのを防ぐ為です。
誤字脱字なら1日でも十分修正可能だと判断しているので、小説を寝かせる期間を1日にしています。
②のタイミングでなるべく誤字脱字を潰します。
誤字脱字以外で直したくなってもこの段階ではスルーします。
小説の推敲のやり方!④推敲(内容)
④の内容の推敲では小説のプロットや設定を確認しながら行います。
小説の内容の推敲では次の点に注意して行います。
- テーマが伝わるか?
- プロットや設定で決めていた事が読んで分かるようになっているか?
- オチは面白くなっているか?
- 読み手にとって読みやすいか?
小説の内容の推敲では、「事前に決めていたことが伝わるようになっているか?」という観点を見ます。
その為に、プロットや設定を確認しながらの作業になります。
小説の内容の推敲について細かい点については後述します。
もし後で見返すようにプロットや設定をまとめるのが難しいのでしたら、小説の補助ソフトの導入を検討してみましょう。
僕が小説の設定で使用しているArtOfWordsは次の記事にしています。
小説の推敲のやり方!⑦推敲(誤字脱字)【必要に応じて音読】
⑦で再度誤字脱字を修正します。
最終チェックのつもりで慎重に見ていきます。
④で内容を修正をするので、⑦のタイミングで最終的に誤字脱字をチェックして仕上げます。
⑦が通ると小説を公開していくので、②のように1日ではなく1週間小説を寝かせます。
黙読と音読では音読の方がいい場合があるので、音読を取り入れる事もあります。
音読についての事は後述します。
小説の推敲の意味は?目的は何?
小説の推敲のやり方は前項で記述しました。
しかし、小説の推敲のやり方が分かってもただやるだけでは漫然としてしまいます。
ここでは小説の推敲の意味や目的を押さえましょう。
小説の推敲の目的は次の三つだと僕は考えています。
- 小説のテーマやコンセプトを読者に伝わるようにする
- 読者にとって読みやすい文章にする
- 読者にとって分かりやすい文章にする
小説を書いて満足ではなくて、公開などをしていくという事は読んでもらう事を目的にしています。
その為に「読者にストレスなく自分の物語を読んでもらう」というのが小説の推敲をやる意味になります。
「テーマやコンセプトが伝わらないとストレスになるの?」
こう思われるかもしれませんが、小説は無料でも時間を割いて読者に読んで頂きます。
その為に、小説を読んで良かったなと思う「何か」を得たいと考えています。
【小説を読んで得る「何か」】
小説を読んで感じる「何か」の一例です。
・ちょっとした知識を得られる
・感動/熱い思い等の感情が残る
・考えさせせられるテーマ
・読んだ結果新たな趣味が芽生える
このようにちょっとした事でも「何か」残る事です。
何も相手に感じさせられないと「時間の無駄」というお言葉を頂く事になります。
僕が目指しているライトノベルでも話題になるのは、「感情」を揺さぶられる作品が多いです。
「小説の推敲は文章を削ぎ落して、小説の価値をあげる作業」と言われる方もいますが逆だと思います。
小説推敲の目的の3点を満たす事を考えた結果、文章が削ぎ落されていくという関係だと僕は考えています。
小説の推敲の目的を満たす為ならば、結果的に文章が増えてしまっても正解だと思います。
小説の推敲の目的や意味を履き違えてしまうと文章を削ったのに良くならないとなってしまいます。
小説の推敲で行っているのはコーディネート
小説の推敲は衣服のコーディネートに似ていると思っています。
【コーディネートの工程を小説に置き換える】
表現した事を決める ⇒ テーマ・コンセプト決め
必要な衣服を集める ⇒ リサーチ及び設定
実際に服を着せて試す ⇒ 執筆
服を着ている状態で確認する ⇒ 推敲
コーディネーターさんは表現したいテーマやコンセプトに合うように、最高の姿を見せる為に使用する衣服や小物を選んだり、周囲からの見え方を調整します。
小説の推敲でも読者への見え方を意識して、表現の変更やテーマやコンセプトが伝わるように出す情報をスマートにさせて、最高の状態にします。
コーディネート中にテーマやコンセプトが変わったら、もう一度デザイン基軸の考え直しになると思います。
小説も同様で推敲している中でオチが悪いと思ったり、当初のテーマやコンセプトに手を入れるならば一旦推敲を止め、プロットや設定の見直しに戻りましょう。
小説の推敲で元となる部分をいじろうとすると破綻します。
小説の推敲はあくまでも最終調整です。
小説の推敲のやりすぎには注意!終わりの目安
小説の推敲には明確に終わりが見えないという問題があります。
その為に不安になり、小説の推敲をやりすぎてしまう可能性があります。
読むたび読むたびに新しい問題が出てきて、終わっても大丈夫なのかという不安です。
僕が考えている目安は、小説の推敲の目的を満たせているかです。
- 小説のテーマやコンセプトを読者に伝わるようにする
- 読者にとって読みやすい文章にする
- 読者にとって分かりやすい文章にする
小説の推敲の目的を満たせていると感じたら、推敲を終わりにしましょう。
出版されている小説でも誤字脱字等は存在してしまいますよね。
複数人が関わっても発生するのですから、個人で完璧にするのは無理だと諦めが必要です。
但し、小説の推敲の目的達成と最低限の誤字脱字チェックをしている事が諦める事ができる前提条件です。
小説の推敲のポイントやコツを押さえる!
小説の推敲をする際のポイントやコツを見ています。
小説の推敲のポイントやコツは大きく分けると次の点になります。
- 小説のテーマは伝わっているか
- 小説の文章は読みやすくなっているか
- 小説内の表現が単調でないか
- 小説の1ページごとにポイントがあるか
- 小説内に誤字脱字はないか
それぞれを細かく見ていきましょう。
小説の推敲のポイントやコツを押さえる!テーマは伝わっているか
小説の推敲のポイントの一つで、テーマが伝わっているかを考えます。
「部活で青春する」
こんなテーマの小説を考えていたとしましょう。
この中でも章分けしていますが、その章にもそれぞれ小さなテーマがありますよね。
例えば次のように小説を章分けしていたとしましょう。
- 1章:新年度になり先輩が卒業し廃部の危機が発生
- 2章:人数を満たすように説得して部員確保する
- 3章:特訓で発生する不協和音からの喧嘩を解消して、芽生える仲間意識
- 4章:昨年県代表校に練習試合で勝利する
この章毎のテーマも読者に伝わるようになっているかを小説の推敲で見ます。
小説の推敲で実際に読んでみると、焦点がぼやけてテーマが伝わらない内容になっている場合があります。
小説のテーマが伝わらない時に意識するのは次の点です。
- 小説の章内の構成が悪い
- 小説に不要なシーンがあり焦点がぼやける
- 小説のテーマの為に必要な説明が不足している
比較的大幅な変更になりやすい部分になります。
小説の推敲のポイントやコツを押さえる!小説の章内の構成が悪い
小説の章内の構成が悪くて伝わない場合を考えます。
小説の構成で情報を出す順番やシーンの見せる順番を変える事で改善する事も少なくありません。
小説の構成にあるシーン情報を落とさずとも並び変えるだけで、小説がキリっとしたり間延びしたりします。
見せる順番を考える時に「起承転結」や「序破急」を使いましょう。
テーマを軸にして「起承転結」や「序破急」を当てはめていくと良い構成の順番に気付きやすいです。
小説の推敲のポイントやコツを押さえる!小説に不要なシーンがあり焦点がぼやける
小説のテーマを考えていくと、小説に不要なシーンがあって焦点がぼやけていると感じる時があります。
小説のテンポにも繋がりますが、伝えたいテーマに不要なシーンがあると勢いがなくなります。
結果として章や小説のテーマがぼやけてしまいます。
小説を書いている時はなるべく考えた情報を網羅しようと考えますが、それが勢いを下げてしまう事になります。
- 一つ一つのシーンが小説のどこにかかっているのか
- シーンはテーマに関連しているのか
この点を考えると修正しやすくなります。
シーン単位での削除というのは相当辛いので、理論的に不要な点を考えないと削除することができません。
小説の推敲のポイントやコツを押さえる!小説のテーマの為に必要な説明が不足している
小説の推敲をしていると分かり難い気がすると感じる時があります。
この感覚が起きる時には小説に情報が不足しています。
作者は事前に小説のプロットや設定を考えています。
その為に小説の下知識がある上で書いてしまい、小説内にテーマを伝えるために必要な情報が不足しています。
この状況があると「意味不明」と言われることに繋がってしまいます。
小説を寝かせる期間を置いて、頭をしっかりとリフレッシュしていないと見つけにくい部分になります。
小説の推敲で見つけたら書き足していきます。
小説の推敲のポイントやコツを押さえる!文章は読みやすくなっているか
小説の文章の読みやすさはとても大切です。
小説の公募の下読み経験者が「まず落とす基準が読みやすいかどうか」と言っていました。
WEB小説でも読み難いと感じたら次の話を開かずに、サヨナラされてしまいます。
小説の推敲をしていて文章が読みにくいと感じたら、最後まで読んでもらえないと思った方がいいくらい大切です。
小説の文章が読み難い理由は大きく分けて二つの面があります。
- リズムやテンポ
- 文章技法
細かく見ていきましょう。
小説の推敲のポイントやコツを押さえる!リズムやテンポ
小説の推敲でリズムやテンポが悪い場合には次の点があります。
- 文章が単調
- 機械的なルールがある
- 文章が説明ばかりになっている
「文章が単調」だと思う場合には、小説に描写が足りていないです。
小説に不足している描写の例として「周囲の描写」、「他の人の心情の描写」、「雰囲気の描写」といった事です。
一人称の物語でも周囲の状況からの動きが伝わってこないと淡々と感じてしまいます。
「機械的なルールがある」のはリズムやテンポを意識して設定しているかもしれません。
しかし、機械的なルールがあると逆に機械的に感じてしまってリズムが悪く感じます。
例えば、〇行で地の文と会話文を入れ替える等です。
「説明ばかりになっている」のは読者の理解を促すために行っています。
しかし、説明が多くなりすぎると退屈に感じてしまいます。
そういう時に取り入れて欲しいのが動きで説明する事です。
学校の勉強でもただ教室で授業をうけるよりも、実験や実体験で分かった方が楽しいですよね。
例えば非常ベルを説明するとします。
その時に考えるよりも手を出すタイプの人物に押させてしまいましょう。
そうするとベルが鳴って誰かが飛んできて、事情を説明して絞られますね。
仲間がいるなら、仲間はアタフタしています。
この一連の流れで、非常ベルは何もない時に押すと怒られる。
また、押すと誰かが飛んでくるというのを動作で説明できます。
実際に行う事で説明する事について動作で読者へ伝えられます。
読んでる方も退屈しないので重要な道具の説明では取り入れてみて下さい。
小説のリズムやテンポで一番意識をしないといけないのは対策を取り入れるバランスです。
全てを直してしまってもバランスが悪くなって読み難くなってしまいます。
周囲の描写ばかりになってしまっても、説明の動きばかりになってしまってもよくありません。
テーマへ関わる比率等も考えて適度な量にしましょう。
小説の推敲のポイントやコツを押さえる!文章技法
小説、特に僕が書いているのはライトノベルになります。
ライトノベルは小説の文章技法をあまり意識しなくてもいいように感じられるかもしれません。
しかし、押さえるべきところは押さえないと読み難くなります。
押さえておきたいのは次の点です。
- 一文を短くする(目安は60文字)
- 読点を正しく使う
- 主語と述語を近づける
- 主語と述語のねじれに注意する
- 修飾語と被修飾語を近づける
- 必要な主語を省略しない
- 接続詞を使いすぎない
- 文章内の言葉の重複をなくす
国語のように完璧に行う必要はありません。
小説の内容に沿って意図的に外す必要もあります。
小説のイメージに合う為に意図的に変えている場合もあります。
このように小説の為に意図的に文章技法を忘れる時は問題ありません。
逆に文章技法を外す理由がないのであれば、従いましょう。
文章を読む多くの人が読みやすく感じる定義の為です。
小説の推敲のポイントやコツを押さえる!表現が単調でないか
小説内で同じ表現を多用していると単調に感じてしまいます。
小説を執筆している時でも「同じ言い回しばかり……」と思う事がありますね。
小説内で表現を多彩にする為には、意識的に書かれた表現を別の表現に変えていく必要があります。
その為には、文章を削るのとは別の苦しみを感じるので、逃げたくなってしまいます。
しかし、小説の推敲タイミングで考えて自分の中の表現の幅を増やしていかないと自分の中の表現のストックは中々溜まっていきません。
簡単に思いつくのならば、小説で同じ表現ばかり使っていませんよね。
自分の成長の為にも、頭を捻っていい表現を考えましょう。
小説の推敲のポイントやコツを押さえる!1ページごとにポイントがあるか
小説の推敲の時に1ページ毎にも意識を払いましょう。
WEB小説の場合には1ページを1話に読み替えて下さい。
小説というのは1ページ単位で読み手が次を開くという動作が発生します。
どこかのページで一度小説から離れる場合も考えられますよね。
その為に1ページ毎にも次のページを読んでもらうために印象に残る事をしましょう。
と言っても1ページでは大きな仕掛けを施す事は出来ません。
ですので、ちょっとした事を各ページに入るようにしましょう。
- 印象に残る一言
- 気の利いた表現
- 目を引く出来事
- その場にいるような風景描写
お笑いで言う「小ネタ」のようなモノを入れておきます。
大変ですが、気を引く積み重ねで最後まで読者に小説を読み続けていただく為に頑張って仕込みましょう。
小説の推敲のポイントやコツを押さえる!誤字脱字はないか
小説に限らず様々な文章で言われる注意に誤字脱字があります。
言うまでもなく小説の推敲で注意します。
小説に誤字脱字があると物語の世界から急速に戻されてしまいますので、多数あると読者から反感を受けやすいです。
その為、推敲でなるべく誤字脱字を(可能なら全て)潰しておく必要があります。
しかし、個人で誤字脱字を全て潰しきるというのは幻想だと思っておきましょう。
どれだけ注意しても残る時には残ります。
誤字脱字を潰すのは推敲のポイントの一つです。
けれども、小説の推敲で大切なのは目的の3つです。
- 小説のテーマやコンセプトを読者に伝わるようにする
- 読者にとって読みやすい文章
- 読者にとって分かりやすい文章
あまりにも誤字脱字が散見されると問題ですが、出現数が微小であれば許容範囲内と考えましょう。
小説の推敲で音読の必要性はある?
小説の推敲を高水準に行うために音読をした方がいいと言われます。
しかし、僕個人として小説の推敲を音読するのはどちらでもいいと思います。
小説の音読での推敲にメリットがありますし、デメリットもあります。
なので、状況によって小説の推敲に音読を部分的に取り入れるのがベストだと思います。
小説の音読での推敲のメリットは次の点です。
- (特に会話文の)リズムを掴みやすい
- 口調の違和感に気付きやすい
- 誤字脱字が見つかりやすい
小説の音読での推敲のデメリットは次の点です。
- 時間がかかる
- 読者は黙読で読む
僕は小説の音読での推敲のメリットデメリットを考えて、すべて取り入れるのはしなくてもいいと考えています。
小説が長くなるにつれて、時間のコストがツラくなります。
また、読者は黙読で読むので、基本は黙読でのチェックでいいと思えています。
反面、会話の応酬のシーンを推敲する際はどんな感じになるか掴みやすいので、音読するようにしています。
小説大賞への応募作等、重要な作品の場合には他の作品よりも力を入れるので、全編音読してチェックしないと後悔します。
音読推敲は常にやるやらないどちらかに決めるのではなく、作品への力の入れ具合等でどの程度取り入れるか判断するのがオススメです。
小説を印刷して推敲するべき?
小説の推敲をする時に、印刷をして読んだ方が画面上で読むより気づきやすいと言われます。
僕も印刷をして推敲をした時に画面上よりも気付きやすい気が感じています。
数値化できないので、感覚ですけど……
しかし、小説の推敲を印刷して行うと何度も印刷をする事になります。
印刷を何度もすると紙やインクのコストがかさみ金銭的負担になります。
僕は小説を推敲する際には印刷しなくても、PCで読書用の形式で文章をチェックする事で十分だと思います。
PDF化ソフトでPDFに変換して読んだり、小説投稿サイトのプレビュー機能で確認することができます。
閲覧ソフトで推敲をする事は、印刷して小説を推敲するのと同様の効果があると僕は考えています。
僕の使っているPDFソフトです。
PC上で推敲を行う事で気になった事の修正もすぐにして確認をすることができます。
推敲で見つかった問題を、その場で一つ一つ片付けられるのは閲覧ソフトで行う強みです。
小説を印刷して推敲しなければならないと僕は思いません。
必要なのは読者の読む環境と近い状態で推敲を行う事だと思います。
小説の推敲をやり方と文章のポイントのまとめ
小説の推敲の目的、やり方、ポイントを記事にしました。
小説を推敲する為の目的は次の点です。
- 小説のテーマやコンセプトを読者に伝わるようにする
- 読者にとって読みやすい文章にする
- 読者にとって分かりやすい文章にする
小説の推敲の時に注意するポイントというのは多くありますが、上記3点の目的の為に行います。
ですので、小説の推敲をする際に目的を外さないようにしましょう。
小説の推敲の精度を上げるために音読や印刷でチェックした方がいいと言われます。
音読での推敲は、会話文が主体で進むシーンについてはリズムの観点から音読がオススメです。
印刷しての推敲でコストの面から難しい場合には、PDFや小説投稿サイトのプレビュー機能などで確認をするのがオススメです。
小説の推敲は、同じ素材でも読者に一番いい状態を見てもらうように手直しする事です。
自分の考えた小説を良く思われるように、ポイントを押さえて推敲しましょう!
コメントフォーム